openAI APIとは
openAI APIは、chatGPTの機能を活用してアプリケーションを開発できる強力なツールです。APIを利用することで、自然言語処理を簡単に実装し、チャットボットや文書生成システムなどを構築できます。本記事では、pythonを使ってopenAI APIを実装する方法を、実際のコードとともに紹介します。
さらに、料金体系、注意点についても解説します。
具体的な手順
1. openAI APIキーを取得する
openAI APIプラットフォームにアクセスし、APIキーを取得します。
上記のURLからログインし、右上の歯車マーク>API Keys>Create new secret key をクリックすれば、簡単に作成できます。作成したAPIキーはメモしておいて下さい。
APIキーは他人に知られないように注意しましょう。

2. .envを作成
APIキーは、pythonコードとは別ファイルでの保存が推奨されます。今回は.envファイルを作成しました。ファイルの中身は以下のように記述します。
OPENAI_API_KEY=ここにAPIを貼り付ける
3. pythonコード
レシピを生成するコードを作成してみます。prompt変数の文字列が、そのままchatGPTに渡され、応答が返ってきます。回答の部分は、responseに格納されますが、様々な情報を含んでいるので、回答部分のみを取り出すように指定しています。
import openai
from dotenv import load_dotenv
import os
# 環境変数をロード
load_dotenv()
# OpenAI APIキーを環境変数から取得
OPENAI_API_KEY = os.getenv("OPENAI_API_KEY")
# OpenAIクライアントの初期化
client = openai.OpenAI(api_key=OPENAI_API_KEY)
# ChatGPTを使ってメッセージを生成
def generate_message():
prompt = "鶏肉を使ったレシピを教えてください。"
response = client.chat.completions.create(
model="gpt-4o-mini",
messages=[{"role": "user", "content": prompt}]
)
# 回答を表示
print(response.choices[0].message.content)
# 実行
if __name__ == "__main__":
generate_message()
鶏肉を使ったレシピはいくつかありますが、ここでは「照り焼きチキン」の簡単な作り方を紹介します。
### 照り焼きチキン
#### 材料(2人分)
- 鶏もも肉:300g
- 塩:少々
- こしょう:少々
- サラダ油:大さじ1
#### 照り焼きソース
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ1(お好みで)
#### 作り方
1. **鶏肉の下準備**:
- 鶏もも肉は余分な脂肪を取り、食べやすい大きさに切ります。
- 塩とこしょうをふりかけ、下味をつけます。
2. **ソース作り**:
- 小鍋にしょうゆ、みりん、砂糖、酒を入れ、中火にかけて煮立たせます。
- 煮立ったら弱火にし、軽くとろみがつくまで煮詰めます。
3. **鶏肉を焼く**:
- フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を皮の方を下にして焼きます。
- 中火で約5〜7分焼き、皮がカリッとしたら裏返します。
4. **照り焼きソースを加える**:
- 裏返したら、照り焼きソースをフライパンに加え、全体に絡めます。
- 蓋をして約5分煮込み、鶏肉に火が通ったら完成です。
5. **盛り付け**:
- 鶏肉を皿に盛り、残ったソースをかけてお好みで白ごまや青ねぎをトッピングすると良いでしょう。
### おすすめの付け合わせ
- ご飯
- サラダ
- スチームしたブロッコリー
この照り焼きチキンはご飯と相性抜群で、簡単に作れるのでぜひ試してみてください!
注意点
以下、注意点です。
- APIキーは流出しないように管理を徹底する。.envファイルに保存し、githubにアップロードしないように.gitignoreに記述しておくと良いでしょう
- 使用モデルを適切に選択。モデルによってコストが大きく変わります。今回は、現時点で最も安価な4o-miniを使用しましたが、他モデルを使用すると、10倍以上になることもあります。最新の価格情報は公式情報を参照下さい。
まとめ
openAI APIを活用すれば、pythonで簡単にchatGPTを実装できます。ぜひ試してみて下さい。